まずゲシュタルトって聞きなれない言葉。
これはドイツ語で「形態」という意味です。
物事を捉える時に《一つのまとまり》として人間は知覚しているということ。
中々説明が難しいので割愛しますが、それをパールズは療法として編み出しました
なかなかクセのある人物ですが(口が悪い)、今ある心理療法は彼の影響を多大に受けています。
心理を仕事にしている人なら誰でも知ってる
「NLP」もゲシュタルト療法が取り入れられ、
エンプティチェア(空の椅子)→怖かった親を想像して怒りを吐き出したりする
エンカウンターグループ(集団療法)→同じ悩みを抱えた人が集まることで、安心感や共感が芽生える
ロールプレイ(役割演技)→自分以外の誰かになりきることで、想像力が働いたり、相手の気持ちも理解しやすくなる
などが挙げられます。
それらは彼(と妻)が創り上げたといっても過言ではありません。
今アドラーが本をきっかけに、爆発的な人気を誇ってますが、フレデリック・パールズもいつかヒットするんじゃないかと予言しています。
彼は「今ここ」を原則的な考えとして持っています。
今どう感じているか?を
過去の体験に注目しすぎない点は、アドラーと似ているような気がします。
最後にフレデリック・パールズが残した
「ゲシュタルトの祈り」を載せます。
私は私の為に
あなたはあなたの為に生きている
私はあなたの期待に添う為にこの世界にいるのではなく
あなたも私の期待に添う為にこの世界にいるのではない
私は私
あなたはあなた
もし私達が偶然にも出会うならそれは素晴しいこと
もしそうでないのであればそれもまたよし
いかがでしょうか?
僕はこの言葉で、他人に左右されず、自分の人生をより自分で生きようと思わせてくれました。
この言葉が少しでもお役に立てれば幸いです。
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